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第22回在宅血液透析研究会
(佐伯)
「在宅透析のVAとしてシングルニードルの有用性」

2019年11月2日〜3日

甲府記念日ホテルにて開催された、第22回在宅血液透析研究会での活動報告です。

演者:佐伯(臨床工学技士 技士長)
ワークショップ8 HHDのVAに関して考える
「在宅透析のVAとしてシングルニードルの有用性」

発表のスライドは、↑をご覧下さい。

昨今、注目されているカテーテルによる在宅血液透析や、シングルニードルについて、ボタンホール穿刺についてなど、在宅血液透析ならではの話題に注目の集まるセッションでした。

佐伯の本発表のテーマは、シングルニードルです。
一般的にシングルニードルは、穿刺困難な症例に対して緊急避難的に実施されます。
透析効率が半分程度に落ちてしまうことから、日常的に施設透析で使用されることは少ない方法です。

しかし、在宅血液透析の場合は、頻回や長時間など透析量をしっかりと確保することが出来るので、血管の荒廃を考えたとき実はシングルニードルが役に立つのではないか?
そんな着眼点からスタートした取り組みを発表致しました。

詳細はスライドを参照して頂きますが、十分な透析量を確保することで、2本刺しの場合と比べても遜色ないデータを得ることが出来ました。

血管荒廃の問題ももちろんですが、針を刺す行為が2回から1回に減ることで、患者さんのストレスも大きく軽減されます。
体格や水分増加などの条件により、だれでも採用できる方法ではありませんが、1つの方法として提案出来る意義は大きいと考えます。

福岡東ほばしらクリニックは、多種多様な在宅血液透析の方法を提案することで、患者さんひとりひとりに最適な治療を一緒に探していきます。
在宅血液透析にご興味のある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

また、シングルニードルについてのご質問も、お待ちしております。

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