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2019年11月2日〜3日
甲府記念日ホテルにて開催された、第22回在宅血液透析研究会での活動報告です。
ワークショップ1 HHDに関わる諸問題
「排水とゴミ在宅血液透析2大問題について考える」
演者:杉本(マネージャー)
発表のスライドは、↑をご覧下さい。
研究会初日、朝一番の発表でしたが多くの方にお集まり頂き、またディスカッションも盛り上がったワークショップとなりました。
在宅血液透析の廃棄物、排水の問題は、治療効果などとはまた別の問題として、しっかりと取り組んでいかなくてはいけません。
杉本のスライドでは、まず廃棄物について、
・在宅血液透析のゴミは、「一般廃棄物」=燃えるゴミとして扱われる
・しかし、最終判断は各自治体に委ねられている
・自治体の判断を良い方向に持って行くための交渉は必要
といった内容が示されました。
在宅血液透析の廃棄物は、以前は多くの施設が自宅から回収し医療廃棄物として破棄していましたが、
最近は徐々に一般ゴミとして廃棄できる自治体が増えてきている印象があります。
自治体に対して、正しい情報を提供し理解して頂くことも、在宅血液透析を推進するスタッフとしての役割だと考えます。
また、排水については、
・phとBODが問題になる
・とくに注意すべきは、透析液のBOD
・下水道のない地域は、慎重な進め方が求められる
といった内容でした。
排水も、廃棄物と同様に治療後に発生するものです。
終わった後のことだと軽視せず、適切に処理することが在宅血液透析の普及のためには重要です。
浄化槽が設置してあっても、その能力的には不十分な場合もありますので、関係業者をしっかり協議して進めて行く必要があります。
福岡東ほばしらクリニックには、在宅血液透析(HHD)について経験豊富なスタッフが多数在籍しています。
患者さんのお宅の状況にあわせて、できるだけご要望にそった在宅血液透析を提供できるよう、今後とも努力して参ります。
在宅血液透析にご興味のある方は、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。