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第12回血液浄化StepUpセミナー(杉本)
「もう一つの治療の選択肢
〜オーバーナイト透析・在宅血液透析について〜」

2019年12月15日

久留米シティプラザにて開催された、第12回血液浄化StepUpセミナーでの活動報告です。

ランチョンセミナー
「もう一つの治療の選択肢〜オーバーナイト透析・在宅血液透析について〜」
演者:杉本(マネージャー)

発表のスライドは、↑をご覧下さい。

血液浄化技術学会のセミナーであり、今回は特にオンラインHDFにフォーカスを絞った内容でしたが、
その合間の新しいトピックスとして、当院が実施しているオーバーナイト透析や在宅血液透析についてお話しさせて頂きました。

スライドで、まず伝えたかったことは、
「透析の合併症と表現されることの多くは、透析不足の合併症ではないですか?」
ということです。

オーバーナイト透析や在宅血液透析を行い、透析量が増えた患者さんから聞かれる多くの声は、
「頭がクリアになった」
「食事が美味しくなった」
「皮膚の色が綺麗になった」
「かゆみがなくなった」
など、一般的に透析患者さんの“不定愁訴”と呼ばれるものの改善です。

透析をより多くすれば良いことは分かっていても、それをどうやって行えば良いのか。
その、一つの提案として、オーバーナイト透析と在宅血液透析をご紹介させて頂きました。

 

オーバーナイト透析は、夜間寝ている間に行う透析です。
1回8時間程度の透析が行ること、寝ている間に行うため体感時間が少ないことなどのメリットがあります。
また、日中の時間をフルに活用できるため、患者さんの社会復帰の大きな後押しになります。

 

在宅血液透析は、透析のスタイルは自由ですが、それを自分の家で行うことに特徴があります。
また、施設透析と保険点数の仕組みが異なるため、毎日透析を行うこともできます。

当院の場合はたとえば、
「毎日、3時間程度。仕事が終わって家に帰ってリビングでくつろいでいるあいだに。」
「週に4〜5回、オーバーナイト透析で寝ている間に。」
「自営業だから、毎朝3時間早朝から。」
など、自分の生活スタイルに合った透析方法を自由に組み立てることが出来るのが特徴です。

 

福岡東ほばしらクリニックでは、オーバーナイト透析と在宅血液透析、どちらも実施可能です。
当院は、患者さんの社会復帰を応援することを重要な使命と考え、できる限り多くの透析の選択肢を提案出来るよう努力して参ります。

透析が生活の中心になるのではなく、みなさんの生活のなかに上手に透析を組み込んでいけるお手伝いが出来ればと考えております。
ご興味、ご関心のある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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